自立生活センター・FREE

地震に直面して痛感したこと


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2018年6月18日午前7時58分

私たちが活動の拠点とする大阪府吹田市で震度5弱の地震が発生しました。

 

地震に直面して痛感したこと

 

その瞬間、私自身はまだ自宅のベッド上でしたが、突然床面が跳ね上がったかのように下からドーーンという強い衝撃があり、すぐさま大きく横に揺さぶられ、目眩がするような感覚に見舞われ、すぐそばにいた介助者は立っているのもやっと…という感じ。

 

 

時間的にはそれほど長くは感じなかったものの、体感的には阪神大震災以上の揺れを感じ、正直かなりビビりました。

 

少し落ち着いてから部屋の中を見渡してみたら、棚の中の書類やDVD等が全部前に飛び出していて、それこそ足の踏み場もないくらい散乱。書類は日頃からキチンと整理していないので、パソコンみたいに簡単に「元のフォルダに戻す」というわけにもいかず、とりあえず片付けてもらいましたが、これから分類分けしなきゃいけないのが大変。

 

 

ま、この機会に改めて断捨離するのもいいかもしれないけど、山積する書類と向き合いながらふと思ったことが一つ。

 

「障害者は死ぬまで闘い続けなければいけないんだろうか?」ってこと。

 

 

地震直後の自宅内

 

 

書類の多くは学習会等の資料、あるいは新たな制度の解説とか福祉情勢に関するもので、
障害者を取り巻く環境は良くも悪くも変わり続けてます。

 

 

ベクトルはどちらかといえば時代を逆行するへ悪い方向に後退してますが、
住み慣れた地域で誰もが人として当たり前に安心して暮らせるような日が来るのはいつになるんだろう。

 

 

そんな社会の実現に向けて少しでも力になれたら…という想いを持ってこの仕事をしていますが、挫折感を味わうことしばしば。無力感に打ちのめされることくだくだ。理想と現実の乖離を嘆きたくなることくれぐれ。それでもなお福祉の向上を目指して声を挙げることたびたび。

 

 

福祉は人の意識が変われば社会も変わると信じてますが、
自然災害はどれだけ防災対策を徹底していたとしても抗い難い。
最小限の被害に食い止めることが精一杯かもしれない。

 

 

それほど自然は時に理不尽で残酷なものがある…と、今回も被害に遭われた人たちのニュースを見ながら痛感しました。

 

 

エレベーター問題

 

 

もう一つ、今回大変だったのがエレベーターが動かなくなったこと。

 

自宅のマンションは夕方には復旧したので安心したけど、職場のエレベーターは2日経った今も動きません。
点検すればいいだけなのですが、その点検がなかなかしてもらえず、車椅子は2階に上がれないんですよね。
トイレは1階にも2カ所あるのですが、どちらも使用中の場合はどうにもなりません。

 

 

もちろん、駅や商業施設でもエレベーターは止まっていたので、
車椅子の私たちは地震があった瞬間どこにいるかによって、
生死に関わってくる大きな問題だと改めて突きつけられた想いです。

 

 

特に電車内だった場合は空調も効かないわけだし、障害のない乗客と同じように車両から降りることもできず、降りられたとしても線路上を歩いて移動することは不可能だろうから、緊急時に車椅子でも車両から安全に降車移動できるように、そういう設計の車両の開発を要望していく必要もあるかな。

 

 

直面した問題は障害によって違いがあるかもしれませんが、突きつけられた課題は共通するものがあると思います。
障害がなくたって自然災害は脅威で容赦ないから、できうる限りの備えはしておかなければ…

 

 

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

 

追伸:
吹田市藤白台5丁目8番に避難指示が出ました(21日午前1時頃)

1週間程度は余震に注意が必要とのことなので、
まだしばらく安心はできません。

報告 | 2018年6月21日