各地のバリアフリーを進めている関西の障害当事者を中心に結成されたアクセス関西ネットワークでは毎年、設立記念日となる10月10日を“アクセス行動の日”として集会を開催していますが、6回目となる今年のテーマは…
10月10日はアクセス関西ネットワークの設立記念日。
毎年この日は関西のどこかで交通アクセス関連の取り組みを各地域で行ってる当事者が集まる集会が開催されます。 今年は京都で開催され、関西各地から200名近い参加者が集いました。 テーマは「航空・世界の交通アクセス」で、 海外の経験が豊富な当事者が講師としてお話してくださりました。 まず初めに「バリアフリー大賞」の発表。 積極的にバリアフリーに取り組む関西圏の鉄道やバス事業者を選定し、 アクセス関西ネットワークから「バリアフリー大賞」として、 感謝の意を表する表彰式を行うのですが、 今年は「該当事業者なし」という少し残念な結果でした。 まだまだ各所で問題は山積してますから、継続的な取り組みは必要ですが、 私の地元の吹田市でも今まさに早急に取り組まなければならない事案があって、 障害者が直面する問題は何も交通アクセス関連に限らないですよね。 “果てなき闘い”はこの先もずっと続いていくのか?航空・世界の交通アクセス
そして、今回は航空機のアクセスが主なテーマなので、 人工呼吸器使用者で航空機を利用する機会の多い2名の方から困ったことなどの事例を交えながら報告があり、次に台湾や香港の最新アクセス事情の報告がありました。 私自身、航空機にはあまりいい思い出がなく、 過去に海外も含めて4回ほど往復で利用しましたが、 そのいずれも、「電動車椅子が機内で故障していて動かなったことで、航空会社の車椅子で帰宅を余儀なくされる→もともと航空会社の車椅子は僕にとっては不安定なので大変」
「連絡ブリッジがないのでハイリフトでコックピットに近い搭乗口から乗り込むことになったのですが、航空会社のスタッフがいきなり私をみこし担ぎして乗り込もうとしたから、搭乗口のてっぺんで頭を強打→トラウマレベルの恐怖」
「機内で悪寒と吐き気が止まらなくなったことで到着直後に医務室に運ばれ、電車で帰る気力も体力もなかったので急遽介護タクシーを利用したら、旅費よりもはるかにでかい想定外の出費が…」…などなど、 細かいことも含めたらいろいろありすぎて、 自己管理の失敗もありますが、 正直、航空機の利用には「面倒」が大きな理由として億劫になっています。 もっと気軽に…そして、もっと快適な空の旅が叶うのなら、 国内外で行きたいところは両手では足りないくらいたくさんあるのですが、 とりあえずは手続き等も含め、もっと利便性が高くなることを願うばかりです。 台湾や香港は行ってみたいと思えるほど快適そうでしたもん。
各地の取り組み報告
各地と取り組み報告としては次の2点がありました。- USJとTDRの調査比較
- バリカー撤廃に向けて
未分類 | 2017年10月14日